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日本初のビニール傘

こんにちは、伊藤です。

時間が少し進みますが、弊社が一気に会社が大きくなった原因の一つに、
『日本初のビニール傘』の開発があります。
元々、弊社は傘メーカーではなく、『傘カバー』を生産していました。

『傘カバー』と言うと、全く分からないと思いますが、
当時の傘は、生地染料技術が低く、雨が降っているときに使うと色落ちがひどく、
赤や黒のしずくが服についてしまい大変だったそうです。
それを防ぐために、塩ビシートで作った傘のカバーというものが商品として存在して、
『カバ印の傘カバー』
というネーミングで販売していたようです。

その『傘カバー』に骨を付けて出来たのが、『ビニール傘』です。

ただ当時は、塩ビシート同士を縫製していたものだったので、
縫製部分から水漏れがあったため、創業者の小川仙太郎は、
塩ビの圧着に必要なウエルダー機械を2年かけて開発し、
今とほぼ同様なビニール傘が誕生しました。

ただ、この話は世間的には諸説あるようですが、
『日本洋傘ショール協会』発行の記事によると、
弊社が『日本初』と明記されていますので、念のため。

今となっては実際に開発に関わった方々に聞くこともできないですが、
ビニール傘の売り上げのおかげで、
当時建てた本社ビルが今も残って使っていることと、
現会長が子供の時に、ビニール傘開発のために
お小遣いを取り上げられていたことは事実です。


伊藤



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